機影
2月12日(日) 晴
快晴
東京湾を泳ぐペンギンの姿が
少しずつ小さくなる
いざ 北の大地へ
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5月25日(水) 晴のち曇

新緑の奥多摩を行く
色とりどりの緑の中にまぶしい
ヤマツツジの赤
ヤマボウシの白
終わりかけの山吹の黄
山梨県にありながら東京都水道局の管轄となっている
舗装されていない林道をコトコトと走り、滝を見る
檜原の直売所で山菜を買い求め
交差点の手前ではサルと目が合う
彼は川沿いへと下り
私は、水たちのたどるルートをなぞるように
ふたたび街へと戻る
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11月3日(水) 曇のち晴
雨があがりました。
朝ご飯は、ホテル地下のデリで。ここのパンは一昨日も朝食にいただきましたが、けっこういけます。アメリカでも、こんな朝ご飯が食べられるのならパン食の続く長い旅行も苦にならないのに。
午前中、市庁の近くの徳寿宮(トクスグン)へ。もともとは王族の私邸だったのが、壬辰倭乱(慶長の役)で王宮が焼失したため、かわりにここで政治が執られるようになったのだそうです。

雨上がりの秋晴れ。少し気温は低いですが、澄んだ秋の日差しの中、幼稚園か小学校1年生といった子供たちが遠足か社会見学といった雰囲気で先生について歩いています。先生が何か大事なことを言っているらしく、みんなでそれを繰り返していました。
いくつか王宮を見ているうちに、李氏朝鮮王朝時代の王宮のパターンがなじみのあるものになってきました。
敷地内ある世宗(セジョン)大王の座像。

世宗大王は、ご存じの通りハングル(訓民正音、フンミンジョンウム)の開発をした人物です。他にも、活字の作成、科学器具の開発など、学問の奨励にも熱意を注ぎ、小学校の歴史の教科書でも、彼と学者蒋英実の記述に4ページが割かれています。
久しぶりのお天気に、建物に塗られたカラフルな模様が映えます。

写真は、天井板。鳳凰と梨の花がモチーフになっているようです。
昨日、おとといの雨でできた水たまりで、スズメたちが水浴び。

パチャパチャと気持ちよさそう。しばらく見ていたかったのですが、時間も、それからカメラのメディアも、もう残りがありません。後ろ髪を引かれる気持ちで徳寿宮を後にしました。
帰り際に通りかかった市庁では、テレビドラマか映画の撮影をしていました。

服装からは、朝鮮戦争がテーマのように見えますね。
最後に免税店でお買い物。おまけとして、イメージキャラクターの「ヨン様」のクリアフォルダーをもらいました。茶太郎の職場の女性に大ファンがいるそうで、「ヨン様」としてもおまけ冥利につきるところでしょう。
タクシーで金浦空港へ。人の良さそうな運転手さんです。英語はまったく通じないのですが、道すがら、ちょっとした観光案内もしてくれました。簡単な表現を選んで話してくれている雰囲気で、やっぱり少しくらいは韓国語を勉強してくるべきだったかな、と少し反省。
金浦空港は、今や国際空港というのは名ばかりで、免税店は小さいのがひとつだけで、ゲートも国際線のほうは数えるほどしかありません。フードコートで最後の冷麺を食べました。500円の冷麺を頼むと、大きなラシャばさみのようなものが一緒にお盆に載ってきます。これで各自、麺をチョキチョキして食べろというわけです。フードコートはもちろん入国の手前にありますが、こんな凶器みたいなものを空港で客に渡して大丈夫なんだろうかと心配しながら、いよいよ食い倒れ道中も終わりです。
行きは茶太郎の手荷物に潜り込んで密入国したぴーこでしたが(ウソ)、食べ過ぎのせいで膨張し(ホント)、帰りは茶太郎のかばんには入らなくなってしまいました(だから最初からムリだってば)。やむなく自分のパスポートと航空券で帰国の途につきます。
食べ続けた1週間がどうでるかあとがこわいところですが、まあ、明日は明日の風が吹くということで。早くも次の機会を心待ちにする2人なのでした。
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9月10日(金) 曇ときどき雨
小淵沢の宿に泊まっているのは、私たちともう1組だけ。
でも、夕方と早朝には小さなお客さんたちが顔を出す。
ヤマガラはとても人なつっこい。
何度もやってきてヒマワリの種をついばんでは
あの愛嬌のある表情で首をかしげる。
かわるがわる現れるシジュウカラ。
アカゲラのオスとメスが交替でやって来て
テラスのむこうの太い幹にあけた穴を
黒いくりくりとした瞳でのぞき込んでいる。
私の気配に気づいたニホンリスは、
慌ててテラスの端に駆け上がり、ジャンプして
林の中へと逃走していった。

ススキの穂が伸びて、すっかり秋めいた道を踏みしめる。
べそをかき始めた空をうらめしく見上げながら、
私たちは、まだ夏の残る街へと帰るのだ。
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9月9日(木) 晴
早起きをして、小鳥たちに会いに行く。
車の来ない道路の真ん中で、双眼鏡をのぞくと
シジュウカラやコガラが朝の食事をしている。
むくむくとした体躯のマルハナバチは
花から花へと、忙しく飛び回る。
アザミの白い花粉にまみれた姿は、
顔一面を粉砂糖だらけにしてはしゃぐ子供のようだ。
朝食をすませて、白駒池へ。

池の周りの原生林を歩く。
木漏れ陽と戯れながら、優雅に舞うアサギマダラ。
枝の上から、一瞬こちらを振り返るホシガラス。
ミソサザイは、ステップを踏むようにあちらの茂みへ。
木立の足元には滑らかな苔のじゅうたん。
からだ全体で、深呼吸を、する。
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9月8日(水) 曇のち晴れ
車山にはめったに来ないという強い嵐がひと晩吹き荒れる。
朝ごはんを食べる頃には太陽も顔を出したけれど
それでも、台風がしっぽを振るたびに
びゅうう、びゅうう、と、山が音をたてる。
八島が原湿原を歩く。

強い風の中、ヒョウモンチョウもクジャクチョウも
飛んでいるというより飛ばされているようだ。
夏の終わる高原で、ボロボロになって蜜を吸う。
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9月7日(火)
秋の気配が漂いはじめた街をあとにする。
道路脇のムクゲやキョウチクトウの花に宿った夏は
それでも、まだ元気いっぱい。
秋色の高原へと、私を送り出してくれる。
降ったりやんだり、陽が差したりと
めまぐるしく変わる空のご機嫌も、
泣き笑いの顔を隠した八ヶ岳が見える頃には少し落ち着いて
さわさわと光るススキが、風のバトンを渡して行く。
空は青くて、雲は白い。
まぶしい昼と、漆黒の夜。
この世界に生きていることが素晴らしいって
本当にサッチモの言うとおりだ。
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