ボタンヅル

8月24日(木) 晴ときどき曇

ボタンヅル

斜面の植え込みを駆け上がる
きつい日差しをはねかえすような
涼やかな笑顔

そこにいることに今年初めて気づいたのに
来年はもう会えないかもしれないのだね

なぜって
君のいる場所のすぐ横に
大きなマンションが建つことになったから

Clematis apiifolia キンポウゲ科

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思草(ナンバンギセル)

8月22日(火) 晴ときどき曇

ナンバンギセル

ススキの根元で
ひっそりと
何を想うの

Aeginetia indica ハマウツボ科

(道の辺の尾花が下の思ひ草今更々に何か思はむ
                   万葉集巻第10・2270)

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カラスウリ

8月20日(日) 曇ときどき晴

カラスウリ雄花

酷暑とはいっても
夕方には涼しい風が吹く

日暮れてひっそりと開くカラスウリの花たち

世に言われる艶やかさとか妖しさとか
そういったものとは無縁の清楚な白が
木綿のガーゼのやわらかさで
私を魅了する

数日前に役割を終えた雌花のつけ根が
ぷっくり豊かな丸みを帯びているのは
誰が見ていなくても
受粉を媒介する客人が訪れている証拠

わずか数時間の間に
それぞれの生をまっとうしているのだ

Trichosanthes cucumeroides ウリ科
雌雄異株(写真は雄花)

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ヘラオオバコ

4月24日(月) 晴

ヘラオオバコ

深く何かを憂うわけでもなく
やり場に困るかと思っていた怒りや憤りさえ
飼い慣らされてぷすぷす言っている程度で
化け物のように膨張したり
幻影のようにつきまとったりすることもない

適度に忙しく雑事に紛れるのも
それはそれで幸せなことなのかもしれない

そんなことを思う昼下がり

Plantago lanceolata オオバコ科
(ひゅーんと長いのが雄しべ
 雌しべはうしろでぼんやり写っている
 つくつくとした白いもの)
(帰化種)

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フデリンドウ

4月21日(金) 晴

フデリンドウ

足下に
急に花束を差し出されてびっくり

Gentianaceae zollingeri リンドウ科

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ニリンソウ

4月7日(金) 曇ときどき晴

ニリンソウ

二人はなかよし

Anemone flaccida キンポウゲ科
(白い花弁に見えるのは実は5枚のがく片)

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道草日和(キュウリグサ)

4月4日(火) 晴のち曇

キュウリグサ

こんにちは

みつけてくれて
ありがとう

ぽかぽか陽気の
みちくさびよりに

Trigonotis peduncularis ムラサキ科
(まだ首をすくめた状態で、あまり
キュウリグサっぽくないキュウリグサ)

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ハキダメギク

ハキダメギク

こうやって近づいてみると可憐なのに
「掃き溜め菊」などという哀れな名前を
いったい誰がつけたのか

いや、命名者が「例のあの方」だということは
もちろんわかっているのだけれど

5月末から6月はじめに咲き始め
11月までずっと咲いている
花期の長い植物

Galinsoga ciliata キク科コゴメギク属
(帰化植物)

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ウシハコベ

ウシハコベ

コハコベが終わる頃に咲き出して
今もまだ、さかんに咲いている

大きな葉に5本の花柱が目印
(他のハコベ類の花柱は3本)

Stellaria awuatica ナデシコ科ハコベ属

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タマノカンアオイ

タマノカンアオイ

うすぐらい雑木林の林床のところどころに
ぽっこりと葉が茂る
根元をかきわけて見ると
私の甘っちょろい「花」の概念をゆさぶるような
地味な花が、一輪、二輪

こんな花に誰が訪れるのだろうと思うのだが
ちゃんと花粉を媒介する生き物がいるのだ
誰が花粉を運んでくれるのか、想像できる?

カンアオイの仲間は、地域による変異が多くみられ
地名のついた種がたくさんある
花粉を媒介するのはナメクジで
あの歩みの遅さを考えれば、
地域ごとに分化をとげるのも納得できてしまうのだ

Asarum tamaense ウマノスズクサ科カンアオイ属

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