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コノシメトンボ

9月16日(土) 晴のち曇

コノシメトンボ

今日を逃したらまた雨続き
久しぶりの青空にカメラをつかみ
秋の装いの公園へ

光を浴びてさらさらゆれるススキの穂
よく見れば可憐なタデ科の花々
メスの網に居候するジョロウグモのオス

ヒラアシハバチの幼虫が
今年もまた大発生をして
ハンノキの葉をもりもり食べる

ブタクサの花粉のせいか
初秋恒例のくしゃみの連発

少し鼻をすすり上げながら
赤とんぼと一緒に記念撮影をした

Sympetrum baccha matutinum トンボ科

南大沢の自然南大沢季節便りの秀さんに撮っていただきました。
どうもありがとうございます。

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3メートル

9月10日(日) 晴

久しぶりに彼女と声をかわした

2年と少し前に
マンション近くの草むらで
4つの丸い乳房をさらして
泥のように眠っていた彼女

あのときの子猫たちの行方は
私には皆目わからないし
例の餌やりの女性のことも
このところ話題にもならないのだけれど
他の数匹の猫たちと
彼女はあいかわらず
このマンションの周辺で暮らしている

エレベーターの前で
黒茶のかたまりが「なー」と鳴いて
私も「なー」と合いの手を入れる
傷ついた人と話すときのように
彼女の「なー」を
なぞるように繰り返す

彼女との距離は
あいかわらず3メートルくらい
立ち上がって歩き始めた私のあとを
彼女はやはり
距離を保ちながらついてくる

昼間の暑さをほのかに残した
夜風が頬をなでて行く

おやすみ

明日は雨が降るらしい

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軛(くびき)

9月4日(月) 晴

新宿

百貨店と駅とを結ぶデッキ

動く歩道で立ち止まり
痛む足をハイヒールから解放する

強化プラスチックの屋根のむこうには
少し雲のかかった初秋の空

御苑から迷い込んだのか
黒いアゲハが空をもとめて
はたはたと天井をさまよう

自由はすぐそこにあるのに
なぜ自分で自分を追い込むの
ほかに選ぶ道もあるはずなのに
どうして狭いところへ自分を押し込めるの

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ヤスデ

9月3日(日) 晴

ヤスデ

ただ脚の数が多いだけで
「不快害虫」なんてレッテルを貼られてしまう

けっして人を咬むわけでも
病気を媒介するわけでもなく
人知れずひっそりと
土壌を分解しているだけなのに

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